七夕の料理教室

久しぶりに服部栄養専門学校の料理教室に参加した。
服部津貴子さん主催の世界の食文化と食育のクラスだ。今日は七夕をテーマにした料理ということで期待が高まる。参加したのは、エルサルバドル大使、ベトナム大使夫人、シンガポール大使夫人、ウルグアイ大使夫人、そしてアメリカ人の友人のロビンさんだ。皆さん、日本料理が大好きな方たちで、学ぶ意欲満々である。
まず、西澤辰男先生より料理のデモンストレーションが行われた。胡麻豆腐、鱧素麺、賀茂茄子のしぎ焼き、鮎ご飯、そして織姫、流星天の川というタイトルのついたデザートが今日の料理だ。まるで料亭の会席料理のようなメニューではないか。
胡麻豆腐は、練り方のもこつがあり、時間をかけて作る料理。鱧をおろして、骨切りをするのは、素人には難しい。これをマスターするにはかなり時間がかかるとみた。大使夫人たちは初めて見た人も多く、西澤先生の包丁さばきを感心していた。鮎ご飯も季節ならではのもの。いつも塩焼きにしていた私は、新たなレシピが増えてうれしいかぎり。そして、最後のデザートは、葛きりだ。葛きりの作り方を学べて嬉しい。赤い梅干と青梅を織姫、流星に見立てた盛り付け方がとてもロマンチック。
いよいよ会食の時間。美味しい夏のお酒とともに、夫人たちとの会話も進む。素麺をいただいたというシンガポール大使夫人は、今日学んだ料理を作ってみるそうだ。料理を通して交流は深まっていく。服部先生、どうもありがとうございました。