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母の三回忌

母が亡くなって今日で2年になる。月日の流れは本当に早い。
未だに母の最期をみとった日を鮮明に思い出す。母は本当に苦しそうだった。死ぬことがこんなに大変なのだと、日々弱っていく母を見ながら心を痛めた。なんとか元気になってほしい、という思いより、早く楽にしてあげたい、というのが正直なそのときの気持ちだ。生きるということ、そして死ぬということをこのときほど、深く考えたことはない。
母が亡くなっても、母は私のそばにいつもいる。不思議なことに、生きていたときの母よりも、今、記憶の中にある母の方が私に寄り添ってくれている。何か悲しいことがあると、「お母さん!」と呼んでみる。何か苦しいことがあると、死ぬときの母の苦しさを想い出す。あれ以上に苦しいことなんてないんだから、「頑張らなくっちゃ」と自分を励ます。
2年前の6月23日、母が私に残してくれたのは、自分の苦しさを娘に見せることで、「どんなことがあっても頑張るんだよ」というメッセージだったような気がする。何より大切な財産を、母は私に残してくれたのだ。

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